世界最小最軽量のWindows XP PC──VAIO type U
携帯利用を重視した小型PCラインアップはVAIO type Uに進化。携帯利用ではついにキーボードを廃止してタッチパネル操作を採用した。
ソニーマーケティングは、Windows XPが動作する世界最小サイズのPC「VAIO パーソナルコンピューター type U」(以下 VAIO type U)を5月10日に発表した。価格はオープンで実売予想価格は約17万9000円。出荷は5月29日から開始される予定。
CPUには超低電圧版 Celeron M/900MHzを搭載、PC2100のメモリを標準で256Mバイト実装する。ハードディスクの容量は20Gバイト。無線LANはIEEE 802.11b/gをサポート。
VAIO type Uは、従来のVAIO Uの流れを汲む携帯利用を重視したスタンドアップコンピューティングPC。しかし、キーボード入力だった従来機種からそのスタイルは一新され、入力はタッチパネル方式に変更した。
筐体サイズが167(幅)×108(奥行き)×26.4(厚さ)ミリ、重さ550グラムと、従来機種のPCG-U101からさらに小型化が進められている。立った姿勢で操作を行うためにPCG-U101で採用された「モバイルグリップスタイル」は、カーソルキーと[Enter]キー機能を「マルチポインター」とまとめて配置し、センターボタンと左右ボタンのコンビネーションによる従来の操作体系を継承しているが、操作に関係するボタンが光る「イルミガイド」や、「ローテートボタン」を押して画面を90度回転させても、操作感が変わらないボタンレイアウトなど、新しい機能や改良が施されている。
VAIO type Uはタッチパネルコンピューティングが主体になるが、OSはWindows XP Tablet PC Editionではなく、通常のWindows XP HomeEdition。そのため、手書き入力用の「NEXTTEXT」や、画面に直接ラインを描ける「PenPlus for VAIO」などのソニー独自のユーティリティが用意されている。
同梱されている周辺機器が豊富なのも特徴。ヘッドホンと接続してはVAIO type Uで動作するDo VAIOにたいして、再生やスキップ、早送りなどのコントロールが行える「スティックコントローラ」や、USBで接続する折りたたみ式のキーボード、ディスプレイスタンドにもなるポートリプリケータ、VGAとLANインタフェースを組み込んだ携帯アダプタなどが用意されている。
品名 | VAIO type U |
型番 | VGN-U50 |
CPU | ULV Celeron M/900MHz |
メモリ | PC2100/256Mバイト(最大512Mバイト) |
HDD | 20Gバイト |
ドライブ | - |
グラフィックス | Intel 855GM |
無線LAN | IEEE 802.1b/g |
スロット | CFカードスロット(TypeII×1)、メモリースティックスロット×1 |
主なインタフェース | USB 2.0×1(標準添付のポートリプリケータに、I.LINK×1、100BASE-TX×1、USB 2.0×4 |
OS | Windows XP HomeEdition |
サイズ | 167(幅)×108(奥行き)×26.4(厚さ)ミリ |
重さ | 550グラム |
ディスプレイ | 5インチTFT液晶ディスプレイ(800×600ドット) |
バッテリー駆動時間 | 最長2.5時間(JEITA 1.0) |
実売予想価格 | 17万9000円前後 |
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