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MS、オランダでLindowsを改めて提訴

Microsoftはオランダで、Lindowsに対して1日10万ユーロの罰金を命じるよう求める訴訟を起こした。現在オランダではLindowsまたはLinspireの名称が付いた製品は販売していないにもかかわらず、まだこの地域で提訴を続けているとLindowsは訴えている。

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 Linuxディストリビューターの米Lindowsは5月10日、オランダの裁判所でMicrosoftから新たな訴訟を起こされたと発表した。この訴訟でMicrosoftは、Lindowsに対して1日10万ユーロの罰金を命じるよう求めているという。

 Lindowsは4月、Microsoftから提訴されたことを受けて製品名を「Linspire」と改称。現在オランダではLindowsまたはLinspireの名称が付いた製品は販売していないにもかかわらず、Microsoftはまだこの地域で提訴を続けていると訴えている。

 「Microsoftは過去20年以上にわたって競争相手を排除し、複数の国で有罪を言い渡される原因となった嫌がらせ行為を現在も続けている。同社の最近の行動は、Microsoftが現在も変わらず、独占利益を脅かす競争相手をたたき潰すためなら手段を選ばない世界最悪の企業市民であることを示すものだ」。Lindowsのマイケル・ロバートソンCEOは発表文でこうコメント。

 今回のMicrosoftの訴訟では、米国の著作権法に基づきLinspire.comのサイトの下部に小さな文字で記されている告知文が、コンシューマーに誤解を与えるという「馬鹿げた」主張を展開しているとロバートソン氏は言い、「裁判官および世界がMicrosoftの行為について、反競争的な慣行が続いているものと判断し、同社に対して公正な競争を促すことを望んでいる」と述べている。

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