ソニーは5月17日、Blu-Ray Disc(BD)とDVD、CDの記録再生に対応した光学ヘッドを開発したと発表した。3つの波長に1つのヘッドで対応でき、BDのキーデバイスとして2年以内の商品化を目指す。
一体型3波長レーザー素子と、3波長に対応する対物レンズを開発した。レーザー素子は、青紫レーザーダイオード生産技術に加え、複数の素子を高精度に並べて実装するハイブリッド技術を融合することで1パッケージ化。対物レンズは非球面の採用や、球面収差を補正するホログラムレンズを採用することで3波長に1つの光学系で対応可能になった。各波長で良好な出力を確認したとしている。
ソニーが昨年発売したBDレコーダー「BDZ-S77」では、BD用記録再生ヘッドとDVD/CD再生ヘッドの合計2ヘッドを搭載していた。1ヘッド化することで光学部品の削減などが可能になる。
今後、研究開発を積極的に進めて小型化し、さらに生産性や信頼性も高めて各種機器への搭載を図っていく。
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