アルプス電気は6月10日、同社が生産したタクトスイッチの累計がこのほど500億個を突破したと発表した。同社製タクトスイッチは世界約40%のシェアを占め、多数のボタンを備える携帯電話の普及などで需要も拡大している。
同社製タクトスイッチは1976年に旧横浜工場で生産を開始。その後小名浜工場(福島県いわき市)を経て1993年から、現在の角田工場(宮城県角田市)とドイツやマレーシアなどの海外工場で生産している。
100億個を達成したのは1990年。1994年に200億個、1998年に300億個、2001年に400億個を超えた。現在は約90シリーズをラインアップし、月産個数は約5億個。高さ0.35ミリと業界最小の実装面積となる小型・薄型タイプなどを開発している。
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