京都地裁で開かれた「Winny」開発者の初公判では、台風一過で朝から蒸し暑い天気の中、60席の一般傍聴券を求めて250人以上の傍聴希望者が朝早くから列を作った。
金子被告は濃いグレーのスーツ姿で午前10時過ぎに入廷。はっきりとした口調で裁判長の人定質問に答え、用意した書面で無罪を主張した。
弁護側は「Winnyの開発はきわめて短期間に一人で行われた。これは驚異的な頭脳だ。これを検察側は刑罰で抹殺しようとしており、別の意味で驚異的」などと述べ、裁判がIT産業に与える影響は深刻だとした。
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