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ソニー、携帯とBluetoothでつなぐ音楽プレーヤー:CEATEC JAPAN 2004
携帯のハンズフリーユニットとして使えるシリコンオーディオプレーヤーが登場する。携帯とはBluetoothで接続し、内蔵マイクを通して会話が可能。
ソニーはアイワブランドで、携帯電話とBluetooth接続できるシリコンオーディオプレーヤーを発売する計画だ。CEATECのドコモブースに参考出展された。
プレイヤー本体にBluetoothが内蔵され、Bluetooth搭載携帯電話とハンズフリープロファイルで接続できる。「音楽を聴いている最中に、電話着信があると音楽が止まって着信音が流れる」(説明員)。プレイヤーにはマイクも内蔵されており、携帯とはBluetoothで接続したまま会話が可能だ。
単3電池で駆動し、「連続再生時間は、2桁時間の他社よりもずいぶん長い」のが特徴。256Mバイトのメモリを内蔵し、圧縮形式はATRAC3に対応する。ボディにはMP3の表記もあるが、対応は検討中だという。外部メモリスロットは備えず、重さは約60グラム。年末を目処に発売する。
デモでは、ドコモの「F900iT」とBluetooth接続させていたが、ハンズフリープロファイルが利用できれば他社の端末でも利用できる。価格は、ほかのシリコンオーディオプレーヤーより少々高い程度だという。
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