ライブドアは10月25日、ルクセンブルクのSkype Technologiesと、P2P型の無料IP電話ソフト「スカイプ」の共同配信契約を締結したと発表した。ライブドアは同日、ポータルサイト「livedoor スカイプをオープン。同サイトからスカイプをダウンロード提供する。
スカイプは、P2P型のVoIP通話機能とインスタントメッセンジャー機能を備えたソフトで、高品質な通話ができるのが特徴だ。ユーザー同士の通話は無料。固定・携帯電話に有料発信できる機能「SkypeOut」も搭載している。
ライブドアはスカイプを日本語化し、ポータルサイトで無償提供する。まずはWindows版から提供開始し、順次Mac OS X、Linspire、Turbolinux、Pocket PC 2003版をリリースする。
スカイプは既に有志によって日本語化されており「skype.com」から無料ダウンロードが可能。ライブドアが配布するスカイプは、翻訳の質を高めたほかは、skype.comでダウンロードできるものと同じだ。
今後ライブドアは、「livedoorブログ」やメール、ショッピングなど同社サービスにスカイプから直接アクセス可能にするアップグレードを予定している。またSkypeOutは現在はユーロ建て決済のみだが、今後は日本円で決済できるようにする。
将来的には同社のSIPフォンとの相互接続も計画しているほか、無線LAN機能を搭載した携帯電話へのスカイプ搭載も検討する。
ライブドアの堀江貴文社長は「PC用ヘッドセットメーカーと提携し、ハードとSkypeOut利用券をセット販売するなど、積極的にプロモーションしてきたい」と意気込みを語った。
Skypeのニコラス・センストロムCEOは「スカイプの日本国内ユーザーは約20万人。ライブドアとのパートナーシップでこれを飛躍的に伸ばし、国内ナンバーワン音声通信サービスを作りたい」と話した。
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