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Blue Gene/Lは「一月天下」――SGI、スパコン最速記録を塗り替え
9月末、2年ぶりにスーパーコンピュータ最速の座をNECから奪還したIBMだが、わずか1カ月でその記録は破られた。NECはさらにその上を狙っている。
米SGIは10月26日、米航空宇宙局(NASA)に納入したスーパーコンピュータ「Columbia」で世界記録を達成したと発表した。Columbiaのシステム20台中16台のみを使ったベンチマークで42.7テラFLOPSを記録、現存するすべてのスーパーコンピュータを上回ったとしている。
ColumbiaはSGIのAltixシステムで構成され、IntelのItanium 2プロセッサ1万240基を搭載。LINPACKのベンチマークでこのうち8192プロセッサを使って、42.7テラFLOPSという記録を出した。これは、従来最速とされてきたNECの地球シミュレータ(35.86テラFLOPS)、IBMが最近発表したBlue Gene/L(36.01テラFLOPS)をしのぐ記録。
LINPACKのベンチマークでColumbiaは、効率評価でも88%を達成。これはLINPACKが大規模システムで行ったテストで過去最高記録だという。
NASAはカリフォルニア州にあるエイムズ研究センターで、同日Columbiaのお披露目を行っている。
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