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京セラが米で偽バッテリー回収。相次ぐ爆発事故に対応

京セラが欠陥バッテリーの回収を始めた。バッテリーのサプライヤーが無許可のバッテリーセルを使用していたことが発覚したため。

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 京セラの米国法人Kyocera Wirelessは10月28日、米国内で販売された携帯電話バッテリーのリコールを発表した。問題があるのはバッテリーのみで、同社の携帯電話自体には欠陥はないと強調している。米国では悪質なバッテリーが原因で携帯電話が爆発する事故が多発している。

 リコールの対象となるのは京セラ製の「KE/KX 400 Series」「3200 Series」「Slider Series」のバッテリー。同社の調べで、このバッテリーのサプライヤーが意図的に、無許可のバッテリーセルを含んだバッテリーを供給していたことが発覚した。欠陥のあるバッテリーが同社の携帯電話とともに出荷され、アクセサリとして販売されているという。

 このサプライヤーとの契約は打ち切ったが、その後もこのサプライヤーは、京セラのロゴ付きで正規のものに見せかけた偽バッテリーの製造・販売を続けていたことも分かった。このため同社はキャリアと協力して偽バッテリーの回収に当たっている。

 問題のサプライヤーは米国に本拠があるため、偽バッテリーの特定、関係者の摘発に向け、米連邦捜査局(FBI)などが捜査に当たっているという。

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