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Intel、11月15日にPentium 4最後のクロック引き上げ

4GHz Pentium 4の開発を断念したIntelは、「最後の」クロックスピード引き上げを2週間後に実施する予定だ。(IDG)

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 米Intelはデスクトッププロセッサ設計の新時代突入に向け、恐らくこれで最後となるPentium 4プロセッサのクロックスピード引き上げを2週間後に行う。

 この「Pentium 4 570」プロセッサのクロックは3.8GHzで、1Mバイトの2次キャッシュ搭載。Pentium 4としては無期限で最速のクロックとなる。11月15日に発表された時点で、Intelの主力デスクトップ分野をリードする製品になると、同社広報が11月1日認めた。

 Intelは2000年のPentium 4投入以来、クロックスピードの引き上げに力を注いできた。しかし来年1〜3月期からは、キャッシュメモリの引き上げによってPentium 4の性能向上を図る。3.8GHz以下複数のプロセッサでメモリを増強、頻繁にアクセスしたデータをプロセッサの近くで保存できる容量を増やして性能強化につなげる。

 その後来年下半期に登場が見込まれるデュアルコアチップは、現行のPentium 4よりも低速で動作する。4GHz以上のプロセッサは、いずれ低価格PC向けに登場してくるだろうと、Insight 64の主席アナリスト、ネイサン・ブルックウッド氏は見る。

 Intelは現在、Pentium 4のキャッシュメモリの半分を機能停止させてCeleronのようなローエンドプロセッサを製造している。しかし恐らく、デュアルコアチップでプロセッサコア全体を機能停止させるのはシリコンの無駄だという考えになるだろうと、同氏は指摘している。

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