ビザ・インターナショナルは、同社のオンライン決済用セキュリティサービス「VISA認証サービス」をかたるフィッシングメールに注意をよびかけている。
同社は11月8日以降、VISA認証サービスを偽装したメールを受信したと、日本人数十人から連絡を受けたという。同メールは偽のVISAサイトURLにユーザーを誘導し、カード番号や有効期限、パスワードを入力させようとする。メールもURLも同社とは全く関係がないとして、同社は注意をよびかけている。
メールは不特定多数に送られているため、VISAユーザーのメールアドレスが漏えいした訳ではないとしている。
同社は、偽サイトのサーバがルーマニア共和国にあると突き止め、同国のISPに連絡してURLの削除を依頼。国内のVISAカード発行会社に警告し、調査チームを発足した。
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