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N900iLを350台導入 川鉄情報システム、本社内を無線IP電話化
社名変更と本社移転を機にモバイルセントレックスを導入し、社内レイアウトにとらわれないワークスタイルを可能にする。
川鉄情報システムは11月22日、本社内で無線LAN対応IP電話の運用を始めた。固定内線電話をNTTドコモの無線LAN対応FOMA端末「N900iL」に置き換え、社内レイアウトに制約されない柔軟なワークスタイルが可能になるとしている。
NTTドコモのモバイルセントレックス「パッセージ・デュプレ」を導入し、11月29日には同システムに全面移行する。N900iLを社員と協力社員350人に1台ずつ配布し、本社ビル内では無線LANによるIP内線電話、屋外ではFOMAとして使用する。iアプリやTV電話機能を使った情報収集や社員間コミュニケーションも行える。
同社は12月1日付けで社名を「JFEシステムズ」に変更するとともに、本社を東京・丸の内のJFEビルに移転するのに伴い新システムを導入した。
今後、2005年にJFEスチールが構築予定のIP電話回線網への接続や、データ系ネットワークとの融合、外出先からの社内システムへのアクセスといった機能拡張を予定している。
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