キヤノン製TFT液晶パネル製造装置に不具合が出た問題で、ソニーは11月26日、同装置を採用した液晶パネル製造会社S-LCDの稼働開始時期は、現時点では2005年上期で変更ないとコメントした。
S-LCDは韓国Samsung Electronicsとの合弁会社。不具合が出たキヤノン製液晶製造装置「MPA-8000」のうち、S-LCDは第7世代基板対応装置を採用した。
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LCD製造装置の修理には10億円弱の費用と修理・検査に3〜4カ月の時間がかかる。キヤノンにとっては痛手だが、液晶パネルの供給過剰に対する懸念が緩和されるという側面も。(ロイター) - ソニー・Samsungの液晶合弁「S-LCD」、4月設立
20億ドルを投じて第7世代のアモルファスTFT液晶ラインを構築、2005年第2四半期の量産開始を計画している。
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