消費者金融大手の武富士は11月29日、フィッシング詐欺を防止するため、日本ベリサインの電子認証局構築サービスを採用すると発表した。年末をめどに、全社員が発信する電子メールに電子署名を実装する。
ベリサインの「マネージドPKIサービス」を導入し、電子メールを業務で使用する全社員・スタッフに電子証明書を配布。今後、外部に送信する全メールには電子署名を施す。受け取ったユーザーは電子署名を確認することで、メールの真偽や改ざんの有無を判断できる。
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