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オン・ザ・エッヂを創業した彼女が歩いてきた道ITは、いま──個人論(5/5 ページ)

最初は、学生4人でのスタートだった。彼女は取締役、社長は堀江貴文氏。月日は過ぎ、いま創業メンバーはそれぞれ別の道を歩いている。

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 いま、彼女はクリアキューブの代表取締役をしている。「社長」という肩書きは、好きではない。あくまで代表取締役。対外的には、「飼っているペットの“いたち”が社長」だと話している。

 クリアキューブは、Webを企業の戦略にどう活かすべきか、そのコンサルティングを手がける企業。Webデザインはもちろん、システム面も担当する。ハウステンボスのサイトや、「サイボウズ Office 6」のデザインなどがクリアキューブの手がけた仕事だ。携帯向けの4コマ漫画コンテンツなど、一風変わった事業にも取り組んでいる(5月19日の記事参照)

 会社には、正社員のほかに「フェロー」と呼ばれる準社員がいる。カメラマンやライターといったクリエイティブな専門家のことだが、彼らを含めた合計15〜20人ぐらいで仕事を回している。営業担当は、いない。つきあいで仕事がまわってくる会社だ。

 彼女は自分の経営者としての能力を判断すると、自分の目が届くのは20人程度だと思っている。その範囲内で、きちんといいものを作りたいと思う。そして、「クライアントも、社員も楽しくすごせる会社にしたい」。

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EPSON Webプリワールドのサイトでは、プリントアウトして作れるペーパークラフトのデザインも行った

――あなたにとって、ITとは?

 「私にとってITとは、空気のようなもの。あって当然で、そして不安定な存在。ITをどうとらえるかにもよるけれど、時間のベクトルで見るとまだ成熟していない」

 そんなITの中で、“いかに誠実であるか”が自分の中でのテーマだと、有馬あきこさんは思っている。

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