トップ10
Appleとソニーの明暗:News Weekly Access Top10(2005年1月16日−1月22日)
先週はApple Computerの記事が4本、ソニーの記事が2本ランクインした。「iPod」で復活を遂げたAppleの好調を背景に、ウォークマンのシェアを奪われたソニーの不振が際立つ。
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先週のトップ10は先々週に引き続き、Apple Computer関連の記事が4本ランクイン。ソニー関連記事も2本入った。
「iPod shuffle」と「Mac mini」がネット界の話題をさらう中、iPodにウォークマンのシェアを奪われたソニーは2005年3月期の売り上げ・営業利益予想の下方修正を発表。ウォークマン不振に加え、デジタル家電も価格低下に巻き込まれ、PC「バイオ」も不調だった。他メーカーの好調のあおりを一手に引き受けた印象だ。
先週2位の記事でソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)の久夛良木健社長は、「不振の原因は、著作権保護を理由にし、経営陣がiPodのような製品作りをためらってきたこと」と認める。昨年末には、HDD/フラッシュメモリウォークマンのMP3対応を進めるなど、対応規格のオープン化に向けて重い腰を上げ始めた。
ソニーの光明は、これまでに80万台を売り上げたというPSPだ。PSPの音楽再生機能はMP3とATRAC両対応。PSPがiPodキラーとなり、次世代携帯プレーヤーの標準となるか。動画・音楽に関する仕様を公開予定の専用ディスク「UMD」に集まるコンテンツの質と量が、鍵の一つになりそうだ。
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