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RHEL 4リリースを控えたRed HatのズーリックCEOに聞くInterview(2/2 ページ)

2月中旬に予定されているRed Hat Enterprise Linux新バージョンの発表に先立ち、Red Hatのマシュー・ズーリックCEOに新版の魅力や顧客の動向について聞いた。(IDG)

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ズーリック リリースは2月の中旬です。最新のウィジェットが欲しくてRHEL 4を求めるという企業顧客はいないと思います。RHEL 4の魅力は、次の各分野にあります。まずセキュリティの向上。次にポリシー管理の向上によって、システム管理者にとって大規模分散環境における管理の煩雑さが確実に減り、セキュリティポリシーの分散が可能になること。それにもちろん、保守管理性が向上すること。統合型のカーネルによって、ISVにとってはサポートが向上し、スループットが上がります。加えて、マルチスレッド関連も改善されています。RHEL 4は極めて良質で充実し、安定したバージョンとなります。

―― 今の最大のライバルはどこだと考えていますか。

ズーリック 今までと同じ――邪悪な双子、SunとMicrosoftです。

―― オープンソースSolarisについてどう思いますか。

ズーリック 分かりません。オープンソースを機能させているものは、ソースコードに一貫した透明性を持たせ、人々が興味深い課題を解決できる、利用価値の高いコミュニティーの存在です。私たちはそのことを、買収したソフトをコミュニティーに公開し、何も反応が得られたかったとき、痛いほど学びました。そのソフトはいびつで、もしかすると記述の方法が悪く、ドキュメントが整っておらず、コードのサポートも得られなかったのです。多くの会社が気付いたように、それは大きな期待を集められるものではなかったのです。コアカルチャーの一部となるためには、こうした開発モデルやオープンソースの手法に捧げられる遺伝子のかけらが必要なのです。



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