ライブドアのニッポン放送持ち株比率が2月21日時点で40%を超えた模様だ。同社は同日、ニッポン放送やフジサンケイグループ各社との「友好的な提携」を求めた。
同社は、フジサンケイグループの各メディアと、ポータルサイト「livedoor」などネットメディアは補完関係にあり、相乗効果が期待できると主張。両者が提携すれば、国民生活に大きく寄与し、両社の株主価値の向上につながるとしている。
同社の主張によると、「フジサンケイグループのラジオ・TV・新聞・雑誌は大きな社会的影響力を持ち、国民生活に欠かせない」が、「消費者ニーズが多様化している現在、単一の情報を多数に画一的に提供するという双方向性の欠如した情報提供ではニーズに応えられない。TVやラジオは電波の届く範囲にしか情報伝達できず、アクセスできるユーザーも制限される」と既存メディアの限界を指摘。
その上で「ネットは全世界に情報発信でき、双方向性も高い。既存メディアによる情報提供を補完できる、きわめて有望なメディア」とし、既存メディアとネットのシームレスな連携を目的とした提携交渉に応じるよう求めている。
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