フジテレビジョンは2月24日、ニッポン放送株式の公開買い付け(TOB)期限を3月7日に再延長すると発表した。ニッポン放送がフジを割当先とした新株予約権の発行を決議したのを受けた。
フジは1株当たり5950円でTOBを実施中。ライブドアによるニッポン放送株の大量取得に対抗し、当初期限の2月21日を3月2日に延長していた。
新株予約権の発行について、フジは「フジサンケイグループの資本・事業戦略を円滑に推進していく上で有益なもの」とし、引き受けと行使については「TOB終了後、買い付け結果を踏まえた上で十分に検討して決定する」としている。
関連記事
- ニッポン放送、フジに新株予約権 行使で子会社化
ニッポン放送をめぐるライブドアvsフジテレビの争いが新局面。ニッポン放送は現時点の発行済み株式総数を上回る新株予約権をフジに発行。フジは行使すれば子会社化できる。 - 堀江社長「今後もニッポン放送株を買い進める」 仮処分申請を検討
ニッポン放送−フジテレビの対抗策に対し、ライブドアは新株予約権の発行差し止めを求める仮処分申し立てを検討。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.