映像制作プロダクションの白組とビルドイン、NTTデータは3月1日、フルCGアニメをNTTデータの分散コンピューティングプロジェクト「cell computing βirth」を活用して制作するプロジェクトを始めた。一般ユーザーのコンピューティングパワーを集めてCGレンダリングに活用し、完成したアニメはイベント上映やTV放映を予定している。
フルCGアニメ「エレクルnico」のハイビジョン向けサイズの画像を、セルコンピューティングに参加するPCを活用してレンダリングする。CGのレンダリングには時間がかかる上、画像枚数も1秒で30枚、1分で1800枚に上る。このうちの一部を一般ユーザーのPCパワーを活用することで制作し、かつ広告効果も期待する試みだ。
参加するには、セルコンピューティングの公式サイトからクライアントソフト(Windows XP/2000)をダウンロードし、インストールして登録する。レンダリング中は、画面にレンダリング中の場面が表示され、制作に参加する気分も味わえる。既にスタートしたゲノム関連2プロジェクトにも同時に参加できる。
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