MSなど3社によるContentGuardの買収完了

Microsoft、Time Warner、Thomsonの3社によるDRM技術提供企業ContentGuardの買収が完了した。EUによる調査対象とはならないという。

[ITmedia]

　米MicrosoftとTime Warner、仏Thomsonは3月15日、3社によるデジタル権利管理（DRM）技術提供企業ContentGuardの買収完了を発表した。

　MicrosoftとTime Warnerは昨年4月、ContentGuardをXeroxから買収する計画を発表し、これを受けて欧州連合（EU）の独禁法規制当局である欧州委員会が調査を開始。その後、フランスの家電大手Thomsonが買収計画に加わり、欧州委員会の調査は一時中断された。

　Microsoftの発表資料によれば、この3社でContentGuardを保有する形なら、EU規制に基づく調査対象とはならないという。

　Thomson、Microsoft、Time Warnerの3社はそれぞれContentGuard株式を33％ずつ保有、取締役を2人ずつ送り込む。ContentGuardに協力して、相互運用可能なDRMシステムの開発促進と、DRM技術に対応した家電の普及支援に当たる計画。