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ユーザーの58%がcookie削除――Web測定の正確性に影響も

JupiterResearchの調査によれば、ユーザーの58%が「cookie」ファイルを削除したことがあるという。

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 調査会社JupiterResearchが3月14日発表した報告書によれば、Webサイトでユーザー動向把握に使われる「cookie」ファイルを削除したことのあるユーザーが、昨年は58%に達した。

 Webサイト運営側は、ビジターの動向把握やパーソナライズ機能提供、広告キャンペーンの効率向上といった目的でcookieを使っているが、調査によれば、ユーザーの39%は普段使うコンピュータから毎月cookieを削除していた。

 ユーザーによるcookie削除はプライバシーとセキュリティ上の不安が原因だと報告書は指摘。インターネットセキュリティとプライバシーに関する記事に強い関心を示したユーザーは52%、cookieはセキュリティとプライバシーの侵害だと考えるユーザーは38%、cookieの削除はこれを守ることにつながると考えるユーザーは44%に上った。

 cookieが削除されてしまうと長期にわたるユーザー動向の正確な把握が難しくなり、cookieが遮断された場合は「匿名」状態のビジター数が増え、短期的な測定の正確性も損なわれるとJupiterは指摘している。

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