IBMとCompuwareの訴訟が和解

IBMにコードの一部を盗用されたなどとしてCompuwareが起こしていた訴訟が和解で決着した。

[ITmedia]

　独立系ソフトベンダーCompuwareとIBMは3月22日、両社の間で争っていた訴訟がすべて決着、両社間でソフト／サービス／技術契約を結んだと発表した。

　Compuwareは2002年、IBMにコードの一部を盗用されたなどとして提訴した。今回の和解合意に基づき、IBMは1億4000万ドルでCompuwareソフトをライセンス利用する4年契約を結ぶとともに、4年間で2億6000万ドルのCompuwareサービス契約を結ぶことを提案した。

　さらに、IBMとCompuware S/390アーキテクチャ／プログラムの相互運用に向けた技術情報を両社で交換。Compuwareは引き続きIBMのPartnerWorldプログラム会員にとどまり、独立系ソフトベンダー各社に公開されている技術情報を受け取る。また、両社の事業に関連した特許について、相互に特許クロスライセンス契約を結ぶ。