「.net」ドメインの運営を担うレジストリ(管理機関)として、現在に引き続きVeriSignが選ばれる公算が強まった。
現在のVeriSignによる.netドメイン運営契約は今年6月で期限切れとなるため、ICANN(Internet Corporation for Assigned Names and Numbers)では次期レジストリの選定作業を進めている。公開入札にはVeriSignをはじめ5社が名乗りを上げていた。
ICANNは3月28日、外部機関として調査に当たっていたTelcordiaの報告書を公開。Telcordiaでは5社の施設の視察、質疑応答などを経て集中的な調査を実施、レジストリとしての各社の評価を盛り込んで今回の報告書をまとめた。
その結果、VeriSignが最も高いスコアを獲得。僅差でSentanが続き、次いでAfilias、Denic、CORE++という順位になっている。
ICANNではこの報告を受けて直ちに上位にランクされたベンダーとの交渉に入り、相互に受け入れ可能なレジストリ契約の締結を目指す。
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