米IBMは3月30日、ソニー、東芝と共同開発したCellプロセッサを幅広い電機製品に採用してもらう目的で、メーカー支援のためのカスタム設計サービスを発表した。特に航空、防衛、工業、医療といった画像が重視される分野での普及を目指す。
同サービスではCellを採用した製品のシステムアーキテクチャと設計、チップ/モジュール/基板開発、互換性テストなどを支援。顧客は米ニューヨークにあるIBMのオンデマンドセンターを通じてCellソフトのシミュレーション環境を利用できる。
「IBMの新しい設計サービスは、Cellの独自機能を活用したアプリケーション数増大において多大な影響を及ぼす可能性がある」と、エンジニアリング&テクノロジーサービス(E&TS)部門のジェネラルマネジャー、パット・トゥール氏はコメントしている。
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