東芝は4月12日、年末に発売予定のHD DVDプレーヤーに、Intel 854チップセットとIntel製CPUを採用することを明らかにした。汎用チップを採用してハード開発を効率化し、開発スピードを加速する。
搭載が決まったのは、10〜12月に発売予定のHD DVDプレーヤー初代機。「2代目以降もIntel製を採用すると決めた訳ではない」(同社)。
Intel 854は、デジタル家電への搭載を想定したチップセットで、Celeron Mなどに対応するが「搭載するCPUは未定。Celeronに限らず幅広く検討する」(同社)。
映像処理の統括は自社製CPUで行い、インタラクティブ機能などボーナスコンテンツをIntel製CPUで担当する計画。例えば、監督による解説映像を映画の本編に重ねるといった処理を、Intel製CPUで行う。
「デジタル家電開発は、ハードだけでなくソフトも重要」(同社)。ハードに汎用製品を採用して開発を省力化し、ソフト開発にリソースを集中する。
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