セコムは、学校向けセキュリティシステム「セコム・スクールセキュリティ」を4月15日に発売する。ICタグを使って子どもの登下校状況をチェックできるほか、警備員や警備ロボットが敷地内を巡回。校門には金属探知機能付きゲートなどを設置して不審者の侵入を防ぐ。
位置情報提供サービス「ココセコム」端末にICタグを組み込んで生徒に持たせ、学校玄関などに設置した専用アンテナで登下校状況をチェックして保護者の携帯電話などに送信する。学校の外ではココセコムのGPS機能で生徒の居場所を知らせる。
校内の巡回は、年内発売予定の警備ロボット「セコムロボットX」や常駐警備員が行い、不審者の侵入を防ぐ。
校門や通用門には、電気錠と連動したインターフォンや監視カメラを設置。金属探知機能が付いたゲートも配置し、危険物の持ち込みを防ぐ。門の周辺で異常が発生した際は、職員室の管制システムに信号を送信する。
侵入者による凶悪な事件が相次ぐ中、学校向けセキュリティサービスへのニーズが高まっている。同社が2001年夏から発売している学校向け遠隔映像監視システムは、全国1200校に導入済み。ココセコムを内蔵できる通学服やランドセルも発売されている。
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