米Nano-Proprietaryはこのほど、次世代薄型ディスプレイのSED(Surface-conduction Electron-emitter Display)関連技術について、キヤノンが同社と結んだライセンスに違反したとして米連邦地裁に提訴した。
同社によると1999年、キヤノンとSED関連技術についてライセンス契約を結んだ。キヤノンは東芝と組んでSEDの製品化を目指しているが、キヤノンは東芝との合弁会社「SED」と東芝にNano-Proprietaryの技術を移転しており、これはライセンス契約違反だと主張している。
Nano-Proprietaryは、Applied NanotechとElectronic Billboard Technologyの持株会社で、NASDAQに上場中。
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キヤノンと東芝が、次世代の大画面薄型ディスプレイ「SED(Surface-conduction Electron-emitter Display)」の合弁生産会社を今年10月に設立すると発表した。2005年に生産を開始する。
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