ディー・エヌ・エー(DeNA)が4月25日発表した2005年3月期決算(単体)は、純利益は前期比116.3%増の4億3900万円になった。成長中の携帯電話向けオークション事業を分社化し、KDDIが資本参加する。
売上高は同83.7%増の28億7000万円、営業利益は同117.6%増の4億8200万円、経常利益は同95.0%増の4億4300万円。1株当たり純利益は3245円(前期は1535円)になった。
主力のオークション事業「ビッダーズ」に加え、モバイル事業とソリューション事業による3本柱に移行したのが奏功。2月には東証マザーズに上場を果たした。
モバイル事業では今年1月、KDDIと「auオークション」を開始。携帯電話専用オークションサイト「モバオク」と合わせ、前期末時点で会員数119万人・出品数108万品を抱える。
モバイル事業の基盤強化を図り、分社化で新会社「モバオク」を6月1日に設立する。新会社は6月21日付けで第三者割当増資を行い、増資後資本金2億円のうちKDDIが30%出資する予定。携帯向けオークションサービスは今夏をめどに有料化する計画。
今期はモバオクを対象に連結決算を行う予定。連結業績予想は売上高56億7000万円、経常利益13億1000万円、純利益12億円。
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