速報
アッカ、FTTHをUSENと共同展開
アッカが個人向けFTTHに参入。USENグループのFTTH事業者・UCOMと共同で展開する。アッカの提携ISPを通じてUCOMのFTTH接続サービスを提供する仕組み。
アッカ・ネットワークスとUSENグループのFTTH事業者・ユーズコミュニケーションズ(UCOM)は5月10日、個人向けFTTHサービスの共同展開を9月をめどに開始すると発表した。アッカの提携ISPを通じ、UCOMのFTTH接続サービスを提供する仕組み。まず集合住宅向けに始め、順次戸建て向けサービスなども検討していく。
UCOM保有のFTTH回線をアッカの中継網に接続し、アッカが提携する各ISP経由で高速接続サービスを提供する。まずUCOMのサービスエリア内の集合住宅が対象となる。提供ISPや料金などは順次発表する。
UCOMは自社ISP「BROADGATE01」とソニーコミュニケーションネットワーク(SCN)の「So-net」を通じてFTTHサービスを展開しており、ユーザーは約30万人。アッカは提携ISPを通じてADSL接続を提供し、ユーザーは約128万人。
アッカの回線卸売り(ホールセール)とUCOMのFTTH回線を組み合わせることで、アッカはサービスメニューにFTTHを追加でき、UCOMは大手ISPへのサービス提供によるユーザー拡大が期待できる。今後、アッカが昨年始めた法人向けサービスの共同展開や、バックボーン回線・中継網の共同構築も検討するなど、提携を深める。
アッカの坂田好男社長は、個人向けFTTH事業について、パートナーと協力できる体制が整った段階で参入したい考えを明らかにしていた(関連記事参照)。
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