カシオ計算機が5月10日発表した2005年3月期連結決算は、売上高が前期比6.8%増の5590億600万円、営業利益が同42.0%増の390億4000万円となった。デジタルカメラや電子辞書が好調だった。
経常利益は335億8800万円(前期比56.6%増)、純利益は215億3400万円(同51.9%増)。
デジタルカメラ「EXILIM」シリーズや、フルブラウザを搭載したau向け携帯電話端末「W21CA」などが好調で売り上げ増に貢献。また国内トップシェアの電子辞書や時計事業で営業利益率が大幅に向上し、利益を押し上げた。ただ、デバイス事業はIT関連製品の在庫調整の影響を受けて減収だった。
今期連結業績予想は、売上高が5800億円(前期比3.8%増)、営業利益が430億円(同10.1%増)、経常利益が370億円(同10.2%増)、純利益が230億円(同6.8%増)。
EXILIMシリーズは、ムービー撮影に対応した高機能モデルの投入で海外でもトップグループ入りを目指す。電子辞書も韓国やドイツ、スペイン語圏など海外シェアの向上を図っていく。
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