Sunから引き抜きのSalesforce.com幹部が辞任

Salesforce.comのグローバルオペレーション担当社長が就任1年あまりで辞任した。今後はスティール社長が販売を統括する。（IDG）

[IDG Japan]

　CRMベンダーのSalesforce.comがSun Microsystemsからパトリシア・スエルツ氏を引き抜いてマーケティング／業務責任者に据えて以来1年あまりで、同氏がSalesforce.comを退社した。Salesforce.comは当局への提出書類で、同氏が5月17日付でグローバルオペレーション担当社長を辞任したことを明らかにした。

　Salesforce.comは注目を浴びたIPOの数カ月前にスエルツ氏を抜擢した。同氏は数十年にわたるIBM勤務を経て、Sunのサービス部門責任者を務めていた。

　Salesforce.comはスエルツ氏に退職一時金として5月31日付で65万ドルを支払う。同氏の辞任により、ジム・スティール氏が唯一の社長となり、販売を統括する。