矢野経済研究所が6月10日に発表した2004年の世界CCD/CMOSカメラ市場調査によると、撮像素子にCMOSを採用したデジカメの割合(予測値)が59.6%と、CCDを逆転したことが分かった。カメラ付き携帯電話が成長を引っ張った。
昨年12月から今年4月にかけ、デジタルカメラメーカーや商社など計60社を対象に、面接や電話、メールなどで調査した。
2004年のCMOSカメラ市場は1億8560台(予測値)。携帯のほか、PC用カメラやゲーム機が市場をけん引した。CCDカメラ市場は1億2401万台(同)。監視用や医療用といった業務分野の高価格品が市場拡大を引っ張っている。
CCD、CMOSカメラとも、2003〜2007年までの平均成長率(対前年比)は138.7%と高成長を見込んでいる。
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