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Ericsson、機内でGSM携帯利用のためのシステム開発

Ericssonは旅客機内でGSM携帯を利用するためのベースステーションを開発した。航空無線に干渉せず、最大60件の同時通話が可能。

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 Ericssonは6月13日、旅客機内でGSM携帯を利用するためのシステムを開発したと発表した。

 新開発のベースステーション「RBS 2708」は、「RBS 2000」シリーズの航空版で、最大60件の同時通話に対応できる。EMSD(Electromagnetic Screening Device)をフル装備し、筐体は航空工学標準のARINC 600を採用。導入が容易で安全に運営でき、航空無線にも地上無線にも干渉しないとEricssonは説明している。

 機能的には地上のシステムと同じで、Ericsson顧客である通信事業者にとっては、少数の特別な手順がわずかに必要になるほかは、一般のベースステーションと同じように管理することが可能だという。

 米国では現在、旅客機内の携帯電話利用に関する規制緩和が検討されているが、携帯電話業界や消費者団体などからは懸念の声が上がっている。

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