セイコーエプソンが、香港系企業が製造販売する同社プリンタ用インクカートリッジに特許権を侵害されたとして米国で訴えていた訴訟で、同社は6月14日、和解が成立したと発表した。対象カートリッジの輸入販売は差し止めとなる。
エプソンは2001年4月、エプソン互換インクカートリッジを販売していた香港のMulti-Union Tradingとその米国関連会社に特許権を侵害されたとして米連邦地裁に提訴。今年4月、別の侵害物についても追加提訴した(関連記事参照)。
和解は2つの訴訟について成立した。和解を踏まえ、連邦地裁は対象物による権利侵害と、輸入販売の永久差し止めについて合意判決を出した。金銭的な事項は公開していない。
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エプソンは、今回の訴訟はサードパーティのカートリッジ市場をつぶすことが目的ではなく、同社の特許を侵害している企業だけを標的にしていると語っている。(IDG) - エプソン互換インクカートリッジに特許侵害認定
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