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カード情報流出、ビザ国内発行分では319件が流出の恐れ
ビザ・インターナショナルは6月20日、国内発行カードのうち319件の顧客情報が外部に流出した恐れがあることを明らかにした。
米国で発生したクレジットカード情報の大量流出事件に関連して、ビザ・インターナショナルは6月20日、国内発行カードのうち6万3800件が決済処理会社のCardSystems Solutionsで処理され、うち319件の顧客情報が外部に流出した恐れがあることを明らかにした。
ビザの情報によると、2004年9月以降にCardSystems Solutionsのサーバに、トロイの木馬と見られる悪質なプログラムが侵入。6月上旬までの間に、約200件につき1件の割合でデータ処理情報を外部サーバに転送していたという。
この結果、国内発行カードの情報6万3800件のうちおよそ319件程度が外部に流出。うち287件は実際に不正使用された恐れがあるという。
ビザではCardSystems Solutionsで処理された6万3800件分の取引情報を国内のカード会社に提供し、引き続き調査を行っている。
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