三菱電機は6月23日、子会社の三菱電機プラントエンジニアリング(MPE)が点検を請け負っている原子力発電所の情報が、MPE社員のPCからWinnyを通じて流出したと明らかにした。
流出したのは、北海道電力や関西電力、九州電力などの原発の点検結果報告書や、MPE社員の出張報告書、作業員名簿など。社員のPCがウイルスに感染したのが原因という。
同社は今朝の報道を受けて流出の事実を知り、流出データの全容を調査中。グループ各社で情報管理体制を総点検し、再発防止に努めるとしている。
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