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LG.Philips、4〜6月期は96%の減益

液晶ディスプレイ大手LG.Philipsの4〜6月期決算は、前年比で大幅減益ながら、前四半期からは改善傾向。(IDG)

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IDG

 韓国のディスプレイメーカーLG.Philips LCDは7月11日、第2四半期(4〜6月期)の純利益は前年比で96%の減少となったが、供給過多と価格下落の問題はおそらく軽減の方向にあるとの見方を示した。

 同社がこの日発表した第2四半期決算(未監査)は、純利益が前年の7010億ウォンから410億ウォンに減少している。

 売上高は2兆3000億ウォンで、前年同期比1%の減収。出荷台数の増加が価格下落の打撃を相殺する一助になったという。

 業績は、前四半期からは改善しているようだ。1〜3月期と比べて12%の増収で、損益も、790億ウォンの赤字から黒字転換した。また、6月末の同社製品の平均販売価格は、3月末との比較でわずかながら上昇した。

 同社では、今年後半も市場は堅調に推移するとみている。同社は韓国LG ElectronicsとオランダPhilips Electronicsの合弁会社。

 6月末時点の同社の現金保有高は1兆3000億ウォン、総負債額は3兆6000億ウォンとなっている。

 また同社は8日、昨年のIPO(株式公開)に続き、普通株2690万株を売り出す計画を明らかにした。調達した資金は韓国での設備投資に充てるとしている。

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