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アドウェアメーカーのClariaが検索に進出

Microsoftによる買収のうわさのあるClariaが、行動検索技術を活用した検索プラットフォームのαリリースを発表した。

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 アドウェアメーカーとして知られるClaria(旧Gator)は7月13日、検索プラットフォーム「Vista Marketing Services」のαリリースを発表した。同社の行動検索技術「RelevancyRank」を活用し、ユーザーがWeb検索結果をどのように利用しているかの分析を取り入れる。

 RelevancyRankはユーザーのWeb閲覧行動に基づいてWebページをランク付けする技術で、Clariaで昨年1月から開発に着手し、現在特許出願中。ユーザーのクリック率のほか、クリックした後に特定サイトで費やした時間やそのサイトで閲覧したページ数、繰り返し訪れた回数、過去のWeb閲覧に基づく関心事といった要素を取り入れている。

 Clariaはこれまでほかの検索エンジン結果のベンチマークと評価にのみRelevancyRankを使っていたが、今回のαリリースで初めて検索エンジンプラットフォームに組み込んだ。

 ClariaではHarris Interactiveの協力を得て実施した調査結果として、RelevancyRankの検索技術はGoogleやYahoo!の検索結果と比べ、満足度と適合性の両方において85%以上の確率で同等以上であることが実証されたと説明している。

 α版のWebサイトは7月中にテスト目的で一部にのみ限定公開され、10〜12月期中にパブリックβを公開する予定。

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