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Napster、5期連続増収も赤字幅拡大
Napsterの4〜6月期決算は、売上高は5四半期連続の2けた増収だが、損益は前年同期から赤字幅が拡大。黒字化に向け、年内に新戦略を多数発表するという。
音楽サービスの米Napsterが8月3日発表した同社第1四半期(4〜6月期)決算は、継続事業の純損失が1990万ドル(1株当たり46セント)となり、前年同期の760万ドル(22セント)から赤字幅が拡大した。
継続事業の売上高は前年同期比167%増の2100万ドルで、5四半期連続で2けた台の増収。クリス・ゴログCEOは発表資料の中で、XM Satellite Radio、Ericsson、Dellといった世界大手と戦略提携を結んだ実績を強調、「当社が事業を拡大し、PCを越えてMP3プレーヤーや携帯電話でNapsterを利用するユーザーが増える中、Napsterブランドの世界的強さが裏付けられた」と述べている。
6月30日現在の有料会員数(夏休み中の学生会員を除く)は40万2000人となり、前期に比べ13%増、前年同期比ではほぼ300%増えた。
第2四半期(7〜9月期)は売上高2100万〜2300万ドルを予想。黒字化を目指し新しい収益源を確保する目的で、年内に新しい戦略を多数発表する予定だとしている。
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