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アキバからつくばへ――「TX」に乗ってみた(1/2 ページ)

秋葉原とつくばを最短45分で結ぶ「つくばエクスプレス」が24日、開通した。揺れの少ない車内で、車窓の緑を楽しみながらノートPCをいじっていると、あっという間につくばに到着した。

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 「最後尾はこちらです」――手書きのプラカードを持った駅員が叫ぶ。8月24日に開通したつくばエクスプレス(TX)の秋葉原駅前には、夏休みの親子連れや鉄道ファン、年配の観光客などの長い列が続いた。

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 TXは、秋葉原駅(東京都)からつくば駅(茨城県)までの58.3キロを最短45分で結ぶ新線で、第3セクターの首都圏新都市鉄道が運営する。開通初日の秋葉原駅は、午前5時7分の始発列車発車前から夕方まで、入場を待つ長い列が途切れなかった。

 JR秋葉原駅の電機街口から徒歩約2分。「東西自由通路」を抜けるとTX秋葉原駅の入り口がある。地下33メートルの駅ホームまで、エスカレーターを乗り継いで5分ほどだ。

 駅構内はユニバーサルデザインを採用。大きなエレベーターを設置し、段差を減らすなど工夫しており、車いすの人も目立った。構内は広く、券売機前が混雑していた以外は、地上の行列がうそのようにすいていた。

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コンコースは広く、天井も高い
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開通記念パスネット。券売機前の混雑を解消するため、駅員が手売りしていた

 駅員から1000円のパスネット(首都圏私鉄の共通プリペイドカード)を購入して改札をくぐり、エスカレーターを下ると、真新しいプラットフォームに出る。ホームの端では、何人かがデジタルカメラや携帯カメラを構えて発車の瞬間を待っていた。列車とホームの間には可動式の柵で区切り、転落を防止している。

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改札を抜ける
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ホームもすいていた。電車のドアが閉まると、可動式の柵も閉まる
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快速列車でつくばへ
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