NTT東西地域会社は8月26日、地震などの災害発生時、被災者の安否をPCなどから確認できる災害用伝言板「web171」を始めると発表した。防災週間に合わせて8月30日から9月下旬まで試験運用する。
災害時の安否確認はNTT東西の災害用伝言ダイヤル(171)やNTTドコモの携帯電話向けiモード伝言板などがあったが、普及しているインターネットを活用し、これらを補完する仕組みとして新サービスを検討する。
伝言板にはテキストの書き込みのほか、静止画(JPEG)や動画(WMV、AVI)を添付することも可能。被災地内の自宅などの電話番号をキーとして登録する。情報登録や閲覧などは無料だ。
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