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「ネットの父」ビント・サーフ氏がGoogle入り

TCP/IPプロトコルの共同開発者であるビント・サーフ氏がMCIからGoogleに移る。ICANN会長の職は今後も継続。

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 米Googleは9月8日、「インターネットの父」として知られるビント・サーフ氏をチーフインターネットエバンジェリストに迎えたと発表した。10月3日付で正式就任する。

 サーフ氏はインターネットの基礎となるTCP/IPプロトコルの共同開発者。1982年以来勤めていたMCIを離れてのGoogle入りとなる。米航空宇宙局(NASA)プロジェクトの惑星間ネットワーク研究、およびICANN会長の職は今後も継続。インターネットコミュニティーで主導的役割を担いながら、Googleでネットワークインフラ、アーキテクチャ、システム、インターネットアプリケーションの次世代標準構築に貢献する。

 同氏は発表資料で「この媒体(インターネット)はいずれテレビ、ラジオ、電話よりも幅広く使われるようになり、将来的には地球を越えて拡大するだろう。Googleは物事を違ったやり方でやることを信条としており、これによってわれわれは、インターネットにおける大胆な構想を現実のものにできる立場にいると確信している」との談話を発表。

 また、Googleのブログでも、同社経営陣らの「優れた現実主義と無限にも思える創造性」に心酔していると述べ、「Googleファミリーの一員となり、その未来のために貢献できる機会を得たことに深く感謝している」とコメントしている。

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