NTT東西地域会社は9月15日、両社が別々に運営している公衆無線LANサービス「フレッツ・スポット」の無料相互ローミングを10月26日に始めると発表した。NTT東西合計で3400あるアクセスポイントは、2007年度末までに1万2000に増やす。
NTT東西のフレッツ・スポット会員なら、特別な手続きや追加料金なしで、両社のフレッツ・スポットを利用できる。複数の無線LAN機器を利用している会員向けに、1契約で2つのMACアドレスを利用できるサービスも同時に始める。
アクセスポイント数は現在、NTT西が3000、NTT東が400だが、今年度末までに東日本エリアで約4500、西日本エリアで約5000に、来年度末までに東日本、西日本エリアともに約6000に増やす。
NTT東西地域会社とNTTドコモの無線LANインフラは、NTTブロードバンドプラットフォームが一括して運用し、年内に全国約7000のアクセスポイントを構築すると7月に発表していた(関連記事参照)。
NTT東西は今後、家庭、オフィス、外出先をシームレスにつなぎ、いつでもどこでも、どんな機器でもネット接続できる環境の実現に向け、検討を進めるとしている。
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