検索
トップ10

女性オタク研究は、なぜ存在しないのかNews Weekly Access Top10(2005年10月9日−10月15日)

先週のトップアクセスは、またまた「のまネコ」関連の記事。2位にはNRIのオタク研究に関する記事が、先週に引き続きランクインした。

PC用表示 関連情報
Share
Tweet
LINE
Hatena

*** 一部省略されたコンテンツがあります。PC版でご覧ください。 ***

 先週のアクセストップも「のまネコ」問題に関する記事。ここ数週間は、のまネコ問題に絡む記事がトップテン上位を独占してきた。2位には、先週トップだった野村総合研究所(NRI)のオタクマーケティングに関する記事がランクイン。息の長いアクセスを集めた。

 オタクをマーケティングや市場の視点から研究した代表格は、NRIと浜銀総合研究所だが、それぞれ男性が研究対象の中心。世に多くいると思われる女性オタクの研究はそう多くない。

 オタク事情に詳しく、やおい本を手がけた経験を持つある編集者は「市場としては女性オタクの方が大きいのでは」と話す。しかし女性オタクをマーケティングの視点でとらえた研究は例がなく、彼女らの実態は謎のままだ。

 女性オタク研究が見当たらない一番大きな理由はおそらく、研究する側に女性がいないことだ。NRIも浜銀総研も、オタク研究チームは全員男性。アニメやPC、ゲームなど、チーム員がそれぞれ得意とする分野を主に研究してきた。

 オタクの世界には、共有した価値観や暗黙のルールがあり、外部の人間がいきなり踏み込んで真実をつかむのは難しい。女性オタク研究員が登場しない限り、女性オタクの実態が明らかになることはなさそうだ。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

ページトップに戻る