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米最高裁、Eolas訴訟でMicrosoftの上訴を却下

ブラウザ特許訴訟で命じられた5億2060万ドルの損害額算定方法に関するMicrosoftの上訴が却下された。今後の焦点は米連邦地裁に移る。(IDG)

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 米MicrosoftがWebブラウザ特許をめぐりカリフォルニア大学およびEolas Technologiesと争っている訴訟で、米連邦最高裁はMicrosoftの上訴を受け入れないことを決定した。

 Microsoftはこの訴訟で2年前に5億2060万ドルの支払いを命じられているが、幾つかの争点について上訴していた。

 10月31日の決定で最高裁は、損害額の算定方法に関するMicrosoftの言い分を聴くことはしないと決定した。先の判決では、Microsoftの米国内外での売上高に基づいて損害額を算定すべきだと判断したが、Microsoftでは、Eolas特許は米国製品にのみ適用されるべきだとして、この算定方法を退けるよう、最高裁に訴えていた。

 最高裁は、Microsoftの上訴を退けた理由を明らかにしていない。

 今後この訴訟の焦点は、Eolas特許の有効性が審理されているシカゴの米連邦地裁に移る。連邦控訴裁はMicrosoftの控訴を受けて、今年3月にシカゴの連邦地裁に審理を差し戻した。

 Microsoft広報のジャック・エバンズ氏は「当社は連邦地裁で差し戻し審を継続する。最終的には当社の主張が勝利すると確信している」と話している。

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