タカラは11月1日、ブロッコリー株式の全保有分を、孫泰蔵氏が代表取締役を務める事業持ち株会社・アジアングルーヴと傘下の投資事業組合に売却すると発表した。
タカラは既にガンホー・オンライン・エンターテイメントにブロッコリー株の一部を売却することで合意しており、債務超過に転落したブロッコリーは孫泰蔵氏の傘下で再建を目指す。
タカラは、ブロッコリーの31.8%に当たる620万株を、18億6000万円でアジアングルーヴと2つの投資事業組合に売却。アジアングルーヴは12.8%を取得し、19.5%のガンホーに次ぐ第2位株主となる。ガンホーとアジアングルーヴ、投資事業組合の持ち分合計は51.3%となり、過半を超える。
タカラはトミーとの合併を控えて事業再編を進めており、売却で財務体質が改善できる上、ブロッコリーの事業と経営基盤の強化も見込めるとしている。
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