ワオ・コーポレーションは11月28日、同社が東京都杉並区内に今春開校予定だった国内初のアニメ専門職大学院「WAO大学院大学」の設置を取りやめると発表した。文部科学省から設置認可が下りなかったため。
同社は「学校の広さや常駐教員の人数、勤務形態について、同社と文科省や審議会との間で、大学・大学院設置基準の条文の解釈が食い違った」などと説明している。
同大学院は、世界に通用するアニメ監督やプロデューサーを養成するとして今年1月に発表(関連記事参照)。2年間で映像表現やプロデュース、マーケティングなどを修め、修了者には「アニメプロデュース修士」の学位を与えるとしていた。
同社は今後も、アニメ監督などを養成するアカデミックな場の設立に向けて努力するとしている。
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