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楽天、TBS経営統合案を一時撤回で合意
楽天がTBSに提案していた共同持ち株会社方式による経営統合案をいったん取り下げることで合意し、覚書に調印。改めて資本・業務提携を協議し、協議中は楽天のTBS持ち株比率を10%未満に低下させる。
楽天と東京放送(TBS)は11月30日、楽天がTBSに提案していた共同持ち株会社方式による経営統合案をいったん取り下げることで合意し、覚書に調印したと発表した。改めて資本・業務提携を協議し、協議中は楽天のTBS持ち株比率を10%未満に低下させることでも合意した。
また両社で「放送とインターネットの連携」実現を協議・検討するとし、業務提携委員会を発足させる。
協議期間は来年3月末までとするが、延長は可能とした。楽天は、TBSの10%を超える持ち株についてはみずほ信託銀行に信託する。楽天による最終的な出資比率は両社で協議する。
覚書調印にはみずほコーポレート銀行が立ち会った。
両社は同日夕、都内でそれぞれ会見する。
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