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フラッシュメモリ訴訟で東芝が控訴
巨額賠償を東芝に命じた陪審評決の無効が決まったフラッシュメモリ訴訟で、東芝は「営業秘密の不正使用はなかった」ことを明らかにするとして控訴した。
NAND型フラッシュメモリ製品技術をめぐる東芝と米Lexar Mediaの訴訟問題で、東芝は12月6日、上級審に控訴を申し立てたと発表した。
訴訟をめぐり、カリフォルニア州第一審裁は12月2日、東芝に4億6500万ドルの損害賠償を命じた陪審評決を無効とし、算定根拠の再審理を決定した。だが東芝側は「営業秘密の不正使用と忠実義務違反はなかった」との主張が認められなかったため、これを不服として控訴を申し立てた。
訴訟は2002年にLexarが起こした。東芝とLexarは1997年に資本提携したが、東芝はその後、提携先を米SanDiskに切り替えたため、Lexarは自社の技術を不正に使用されたと訴えていた。
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